21世紀版画に 紹介された写真  
 
函館から 上京し 美術大学の油絵科で学ぶうちに、ある 展覧会で 『棟方志功の墨摺りの木版画』 に
 
であい 圧倒的な 迫力に衝撃をうけた。
 
 
 
◍ 大学3年の時に 幸運にも 棟方先生の 「版画コース」 を受講した。
 
 
卒業後、3年間は 油絵を描いていたが、「木版画」が 自分の体質にあう 表現方法であることが わかった。
 
以来 『自画・自刻・自摺りの木版画』 の制作に打ちこんできた。
 
 
 
◍ 1977年 以前から憧れていた太陽の国
 
『メキシコ』 へ リュック背に 「スケッチの旅」 に出かけた。
 
33歳の時だった。
 
 
   
 
南国の人々の人情と 野趣に満ちたおおらかな風土、
 
夢とロマンあふれる 『原色の世界』 にすっかりとりこになった。
 
 
   
 
  メキシコの路上で、「月刊ボザール」掲載  
 
結局 1982年まで メキシコ、グアテマラ、ホンデュラスへ
 
45日間の旅を 5回 (合計225日間) にわたり 取材しました。
 
 
◍  旅で見たもの、感動したことが インスピレーションとなり 次々に作品ができた。
 
メキシコで 個展2回 開催。
 
 
◍ 1984年からは スペイン、モロッコ、ポルトガル、
 
イタリア、ギリシャ、トルコ、フランス などの国々を
 
周期的に 2ヶ月づつ滞在して 現場で 『墨画』 を描いた。
 
 
   
 
  ギリシャ、ミコノス島にて  
 
 
『トレド』 (天国に一番近い町)は 見晴しのいい岩場に登って
 
一週間 通って描きあげた大作です。   (175×472cm)
 
 
   
 
  「トレド」 の岩に登って 描く  
 
◍ 「トレド」 の木版画は 墨画をもとにして 一年かけて彫りあげた。
 
 
   
 
  「トレド 」 墨画 212×472cm  軸装の前にて  
 
◍ 2000年 新宿パークタワー・ギャラリー・1 で 個展開催。
 
『墨画』 (軸装) と 『木版画』 (屏風) を 同時に展示した。 (スペイン大使館後援)
 
期間中の 来場者は延べ 2872人にのぼりました。
 

   
 
  「新宿パークタワー・ギャラリー」 個展の看板前で  
 
 
   
 

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